被災地の医療を、外から支える

プロジェクト概要

在宅医療を担う訪問診療クリニック(地方都市・患者数約300名)では、医師・看護師が日々広範囲を車で移動しながら診療を行っていました。

台風・豪雨などの自然災害が頻発する地域であり、道路の寸断や医療スタッフ自身の被災によって、訪問ルートが突然使えなくなるリスクを常に抱えていました。

特に人工呼吸器や在宅酸素を使用する患者にとっては、診療の中断が生命に関わるため、「災害時にも途切れない診療体制」の構築が課題となっていました。

ご提案・制作内容

平時は現行どおりの訪問診療を継続しつつ、災害時に被災地外の医療リソースへ即座に切り替えられるオンライン診療の補完ラインを構築しました。

  • patient側(患者宅・訪問看護ステーション)にタブレット常設し、平時から月1回程度オンライン診療を組み込んで運用に慣れておく設計

  • 被災時は、被災エリア外の連携医師陣にオンラインで引き継ぎ、地元医師が動けない間の処方・経過観察を継続

導入後の成果

訓練を兼ねた平時運用により、災害発生から24時間以内にオンライン診療への切り替えが完了する体制を確立しました。

台風接近時の実際の運用で、道路寸断により訪問不能となった患者約15名の診療をオンラインで継続し、処方の空白期間をゼロに。

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